教員のスキルは転職で活かせる|元教員の自己PRの作り方

教員のスキルは転職で活かせる 転職活動

前回、「教員だから、では通用しない。スキルを棚卸しして細分化しよう」という話をしました。

じゃあ具体的に、どうやって自分の強みを見つけて、どうアピールすればいいのか。 今日は、実際に私が仕事を取ってきた経験から、リアルにお伝えします。

教員の経験は、こう「翻訳」する

大事なのは、教員の仕事をそのまま出すのではなく、”仕事で使えるスキル”に翻訳することです。私の場合、こう言い換えました。

私の場合はこんな感じです。

  • コミュニケーション力
  • 伝える力・資料作成
  • 段取り力
  • 噛み砕いて伝える力

詳しく見ていきます。

① コミュニケーション力(一番評価された)

実は、私が一番評価されたのがこれです。「話しやすい」「雰囲気がやわらかい」「聞き上手」——取材やお客さんとのやりとりで、何度もそう言ってもらえました。

先生をしていたから、自然と身についていたのかもしれません。「話しやすさ」は、立派な武器です。取材でもLINE構築でも、相手が心を開いてくれるかどうかは、ここにかかっています。

② 伝える力・資料作成

人前で話すことに抵抗がないので、言葉を任される場面が増えました。「教え方がうまいから聞きやすい」とも言われます。

資料作成も、教員時代から得意でした。Googleドキュメント・スプレッドシート・Canvaが使えたことも、そのまま重宝されました。教員って、意外とITツールを使いこなしてるんです。

③ 段取り力(複数を同時にさばく)

学級経営は、いくつもの仕事が同時に動きます。その中で「並行して動くことを、整理してからさばく力」が身につきました。フリーランスは自分で仕事を回すので、この力がそのまま役立っています。

④ 噛み砕いて伝える力

子ども相手に、難しいことを簡単に伝える。これを毎日やってきました。この「翻訳力」は、読者に分かりやすい文章を書くうえで、大きな財産になっています。

正直に言う:教員に「足りない」視点もある

いいことばかり書いても嘘になるので、正直に。

教員に足りないと痛感したのは、「利益」「経営」の視点です。

教員は、利益を追う必要がありません。目的は「子どもを育てること」。でもフリーランス(ビジネス)は、価値を提供して、対価をいただく世界です。

この視点の切り替えは、意識しないとできません。「いい仕事をすれば分かってもらえる」ではなく、「どうお金が生まれ、自分はどこで役に立てるか」を考える。ここは、教員から転職・独立する人みんながぶつかる壁だと思います。

でも裏を返せば、この視点を意識するだけで一歩リードです。仕事を前にしたとき、「この人は、どんな目的があってこれをしているんだろう?」「このビジネスは、どこからお金が生まれているんだろう(商流)?」——そう問いかけられる人は、ぐんと伸びます。

最初から完璧に分からなくて大丈夫。「相手の目的とお金の流れを考えるクセ」をつけることが、教員脳から抜け出す第一歩です。

ビジネスについて学ぶのであれば、リベ大の学長LIVEが重宝しています。ビジネスで結果を出されている方がどんな考えをもって行動されているのかを学べます。

「元教員」は、書くべき?隠すべき?

これ、すごく悩みますよね。「教員は嫌がられる」なんて話も聞きます。

私の結論は——書いています。

正直、最初は「それしか書くことがないから」でした。でも実際に出してみて、元教員は”信頼の土台”になると感じています。

私のプロフィールは、こんな組み立てです。

  1. 元小学校教員という経歴(信頼の入り口)
  2. 得意分野(教育・子育て・保護者向けの発信)
  3. 提供できる価値(やわらかく温かみのある文章)
  4. 対応できること(ライティング+LINE構築、具体例つき)
  5. 安心材料(24時間以内に返信・納期厳守)

ポイントは、「元教員」を”肩書き自慢”で終わらせないこと。「元教員だから→こういう価値を出せます」と、必ず”提供価値”につなげる。ここが自己PRのキモです。

自己PRを作る3ステップ

まとめます。教員から転職・独立するときの自己PRは、この順番で作ってみてください。

  1. 棚卸し:教員時代にやったことを全部書き出す
  2. 翻訳:それを「仕事で使えるスキル」に言い換える(例:学級経営→段取り力)
  3. 接続:「その強みで、相手にどんな価値を出せるか」まで書く

「元教員です」で止めない。「元教員だから、○○ができます」まで書く。これだけで、あなたの自己PRは一気に伝わるものになります。

おわりに

教員の経験は、翻訳すれば、ちゃんと武器になります。話しやすさ、伝える力、段取り力、噛み砕く力——どれも、簡単には身につかない立派なスキルです。

足りない視点(経営・利益)は、これから学べばいい。大事なのは、自分の強みを正しく言葉にして、価値につなげること

あなたにも、必ず「翻訳できる強み」があります。まずは、教員時代にやってきたことを、紙に書き出すところから始めてみてください。

フリーランスで働くまでについてはこちらで書いています。

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