ChatGPTなどのAIで自己分析するコツ|大事なのは「質問」より「最初の設定」でした

AI自己分析 転職活動

転職や、これからの働き方を考えるとき。

「自己分析をしましょう」とよく言われます。でも、ひとりでやろうとすると、なかなか進みません。

私はいま、ChatGPTなどの生成AIを壁打ち相手にして、考えを整理しています。

この記事では、実際にやってみて分かったコツを書きます。

先に結論を書くと、大事なのは「どう質問するか」より「最初にどう設定するか」でした。

私がAIを使う理由は「人に弱みを出せない」から

コツの前に、なぜ私がAIを使っているのかを書かせてください。ここが分かると、あとの話が伝わりやすいと思います。

理由は、はっきりしています。

私は、かっこつけだからです。

人に弱みを出すのが苦手です。相談することも苦手です。「うまくいっていない」「分からない」と言うのが、どうしても気が引ける。

だから、教員を辞めるときも、フリーランスになったばかりのときも、相談しきれませんでした。

AIなら、そこがありません。

深く考えずに、弱みを出せる。

かっこつける必要がない。相手の時間を奪う心配もない。同じことを何度聞いてもいい。

「AIが便利だから使っている」というより、人に相談するのが苦手な私に、たまたま合っていたという感覚です。

もし同じように「相談するのが苦手」な人がいるなら、この使い方は向いているかもしれません。

相談できずに半年ほぼ稼げなかった話

最初は、うまくいきませんでした

とはいえ、最初からうまく使えていたわけではありません。

いちばん引っかかったのは、口調でした。

返ってくる文章が固くて、なんとなく苦手でした。丁寧すぎるというか、距離があるというか。相談している感じがしなかったんです。

内容が間違っているわけではありません。でも、続ける気になれませんでした。

自己分析は、一度で終わるものではありません。何度も話して、少しずつ言葉になっていくものです。だから、続けられるかどうかがいちばん大事でした。

変わったのは「設定」を変えてからでした

使いやすくなったのは、最初の設定を変えてからです。

質問の仕方を工夫するより、先に「どういう相手として話してもらうか」を決めるほうが、効果がありました。

私が決めたのは、この3つです。

1. 呼び方を決める

自分をどう呼んでほしいかを、最初に伝えます。

これだけで、距離感が変わります。名前で呼ばれるだけで、「自分に向けて話してくれている」感じが出る。細かいことのようですが、続けやすさに直結しました。

2. 話し方を指定する

これがいちばん効きました。

自分が話しやすいと感じる人の話し方を、真似してもらうんです。

私の場合は、自分が心地よいと感じる人の口調を伝えました。そうすると、返ってくる文章の温度が変わります。固さが取れて、話しやすくなりました。

3. どんな考えをベースに話してほしいかを伝える

これも大事です。

「何を大事にする立場で話してほしいか」を先に決めておくと、返ってくる答えの軸がぶれません。

たとえば「家族との時間を大事にしたい」と伝えておけば、それを前提にした答えが返ってきます。伝えていないと、一般論しか返ってきません。

AIに対しても、雑にしない

もうひとつ、自分の中で大事にしていることがあります。

AIが的外れなことを言ったとき、冷たく「違う」と言わない。

代わりに、こう言います。

「私はこう思うんだけど」

これは、AIに気を遣っているという話ではありません。自分のためです。

「違う」で終わらせると、そこで会話が止まります。でも「私はこう思うんだけど」と続けると、自分の考えを言葉にすることになるんです。

そして、それを言葉にした瞬間に、自分でも気づいていなかったことが出てくることがあります。

訂正するつもりで話したことが、いちばんの発見になる。

これが何度もありました。

相手が機械だからといって雑に扱うと、雑な会話しか生まれません。ここは、人と話すときと同じだと思っています。

実際に、自分でも気づいていなかったことが出てきました

いちばん大きかった気づきを、ひとつ書きます。

私はずっと、「自分の仕事に引け目を感じている」と思っていました。教員という職業に対して、どこかで引け目があるのだと。

でも、AIと話していて出てきた言葉は、違いました。

私は、同じ職業の中でいつも上を見て、その分だけ自分を下に見ていた。

職業の問題ではなく、自分のものの見方の問題でした。

しかもそれは、教員のときもライターになってからも変わっていませんでした。

これは、ひとりで考えていたら出てこなかったと思います。人に相談しても、たぶんここまでは言えなかった。弱みを出せる相手だったから、出てきた言葉でした。

自分を下に見る癖の話

それでも、人にも聞きます

最後に、正直なことを書きます。

AIだけで完結させてはいません。

人にも聞きます。特に、経験値の多い人には。

AIは、こちらが話したことを整理するのは得意です。でも、「その道を実際に通ってきた人」しか気づけないことがあります。

「それ、あとでこうなるよ」
「その考え方だと、たぶんここで詰まるよ」

こういう指摘は、経験がないと出てきません。

だから私は、両方使います。

  • AIには、考えを整理してもらう(何度でも、遠慮なく)
  • 人には、経験から見てもらう(要点がまとまってから)

AIで考えを整理してから人に相談すると、聞き方が具体的になるという良さもあります。相手の時間も無駄にしません。

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まとめ|続けられる形にすることが、いちばん大事

AIで自己分析をするときのコツを、まとめます。

  1. 最初に設定を決める(呼び方、話し方、どんな考えをベースにしてほしいか。質問の工夫より先に、ここを決める)
  2. 続けられる形にする(自己分析は一度では終わらない。話しやすい相手にしておくことが、いちばん効く)
  3. 「違う」で終わらせず、「私はこう思う」と返す(訂正するつもりで話したことが、いちばんの発見になる)
  4. AIと人、両方使う(AIは整理が得意。人は経験から気づける。役割が違う)

※生成AIの回答は、事実と違うことがあります。制度やお金、健康に関わることは、必ず公式の情報や専門家に確認してください。

私は、これから独立や転職を考える人に、この使い方をおすすめしたいと思っています。

私が独立したころには、まだこの相手がいませんでした。あのとき、いちばん欲しかったものです。

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