教員を辞めたい人へ|辞める前に確認したい8つのこと

教員をやめたい人が辞める前に確認したいこと 退職を決めるまで

「もう、教員を辞めたい」

そう思ってこのページにたどり着いたあなたへ。まず、お伝えしたいことがあります。

辞める前に、一度だけ立ち止まってみませんか。

私自身、教員を辞めた人間です。だから「辞めたい」気持ちは痛いほど分かります。でも、勢いで辞めて後悔してほしくない。だからこそ、辞める以外の選択肢も含めて、確認してほしいことを8つにまとめました。

これを全部確認したうえで「やっぱり辞める」と思えたなら、その決断はきっと正しいものになります。

① お金の準備はできているか

まず現実的な話を。収入が止まっても、しばらく暮らせるお金はありますか?

辞めたい気持ちが強くても、お金の不安があると、次の一歩で苦しくなります。生活防衛資金や、当面の見通し——ここは冷静に確認しておきたいところです。

(→「教員を辞める前にやった家計の見直し」もあわせて読んでみてください)

② 辞める前に「病休」という選択肢はないか

これは、声を大にして伝えたいことです。

もし今、心も体も限界なら——辞めるより先に、病休(休職)を取るほうがいい場合があります。

辞めてしまうと収入はゼロ。でも病休なら、お金の心配を減らしながら、療養に専念できます。まずは休んで、回復してから、ゆっくり考えても遅くありません。

「辞める」か「続ける」かの2択で追い詰められているなら、その間に「いったん休む」という道があることを、思い出してください。

詳しくはこちらの記事へ教員の病気休暇・休職という選択

③ 次に何をするか、考えているか

辞めたあと、何をするか。完璧な計画はいりませんが、ざっくりの方向性はあったほうが安心です。

「辞めること」がゴールになってしまうと、辞めたあとに迷子になりがちです。

④ 「講師として戻る道」を知っているか

意外と知られていませんが、教員免許があれば、講師として働く道があります。

講師は時間の融通が利きやすく、時給も、地域によっては2,800円ほどと、一般的なアルバイトよりかなり高め。「正規を辞めても、教育に関わる働き方は残っている」——この事実を知っておくだけで、心はずっと軽くなります。

⑤ 勢いで辞めようとしていないか

これは、私自身への戒めでもあります。

しんどいときほど、「もう全部やめたい」と思うもの。でも、その勢いだけで決めるのは危険です。

私の場合、実は学校を異動しただけで、気持ちがリセットできた経験があります。環境が変わるだけで、見える景色が変わることもある。一度、深呼吸してみてください。

⑥ 「教員のまま変えられること」はないか

辞める前に、今の立場でできる工夫も考えてみてください。たとえば——

・特別支援学級に移る
・級外(担任を持たない立場)になる

担任の重圧から少し離れるだけで、ぐっと楽になることもあります。「辞める」の前に、「変える」という選択肢です。

⑦ ライフプランと照らし合わせたか

出産などの予定はありませんか?

公務員は、産休・育休の制度が手厚いのが大きな強みです。もし出産を控えているなら、その期間にゆっくり今後を考える、という選び方もできます。制度を使い切ってから決めても、まったく遅くありません。

⑧ 信頼できる人に相談したか

最後に。一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してみましたか?

家族、同僚、友人——話してみると、自分では気づかなかった選択肢が見つかることがあります。視野が狭くなっているときほど、誰かの言葉が道を照らしてくれます。

補足:副業を小さく試すという手も

「辞める前に、別の収入の柱を試したい」——そう思っても、正規の公務員は副業が制限されています。

ただ、配偶者や親の名義で、小さくチャレンジしてみる方法もあります(※あくまで家族の協力のもと、無理のない範囲で)。いきなり辞めずに、こっそり種をまいておく。これも一つの賢い準備です。

おわりに

ここまで8つ、確認してきました。

私は教員を辞めて、今は後悔していません。でもそれは、辞める以外の道も全部考えたうえで、納得して決めたからです。

辞めるのは、いつでもできます。だからこそ、焦らないでください。あなたの人生にとって一番いい選択を、落ち着いて選んでほしい。心からそう願っています。

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