教員を辞めて変わったこと|暮らし・体・心と、失ったもの

教員を辞めて変わったこと 退職後の働き方

教員を辞めて、暮らしはどう変わったのか。

この記事では、いいことも、そうでないことも、まとめて正直に書きます。

先に結論を書くと、いちばん大きな変化は「追われなくなった」ことでした。

この一言に、ほとんどが含まれています。順番に書いていきます。

なお、「辞めてよかったこと」については別の記事にまとめました。この記事では、変化の全体像と、失ったものを書きます。

辞めてよかったことはこちらにまとめました

朝が、いちばん変わりました

教員時代の朝は、追われて起きていました。

目が覚めた瞬間から、もう遅れている感覚。今日やることが頭に流れ込んできて、体を起こす前から気持ちだけが走っている。そんな起き方でした。

今は違います。

ストレッチをして、ゆっくり起き上がれる。

たったこれだけのことですが、一日の始まり方がまるで違います。

子どもが早く起きてきても、受け入れられる

もうひとつ変わったのが、これです。

教員時代、子どもが予定より早く起きてくると、正直「困った」と思っていました。自分の準備が押すからです。

今は、そう思わなくなりました。早く起きてきたら、そのぶん一緒にいられる。それだけのことです。

持ち帰りの仕事がない、というのも大きいと思います。家に帰ったら、そこで仕事は終わり。この区切りがあるだけで、朝の気持ちが変わります。

子どもを「言い訳」にしなくなりました

ここが、自分でもいちばん変わったと感じるところです。

教員時代、私はこう思っていました。

「これをやらないといけないのに、子どもがいろいろ言ってくるからできない

書いていて、恥ずかしくなります。でも、確かにそう思っていました。

子どもを、できない理由にしていたんです。

今は、そう思わなくなりました。やることに追われていないから、子どもの話を「邪魔」だと感じなくなった。ただそれだけの違いです。

待てるようになった

もうひとつ、はっきり変わったことがあります。

前の私は、子どもをせかしていました。

早くして。まだなの。もう行くよ。

自分のスケジュールがあって、そこに子どもを合わせさせていたんです。

今は、待てます。

子どもが自分のペースで支度するのを、横で待っていられる。これは、私の性格が変わったのではないと思います。待てるだけの余裕ができた、それだけです。

余裕がないと、人はやさしくできない。そのことを、身をもって知りました。

体も変わりました

暮らし方が変わると、体もついてきました。

眠りが深くなりました。

教員時代は、布団に入っても頭が休まらず、朝になっても疲れが残っていました。今は、眠れています。

顔色もよくなったようです。

自分では気づきにくいのですが、まわりの人から「変わったね」と言われるようになりました。辞める前は、会う人ごとに「やつれたね」と言われていたので、正反対です。

体は、正直だなと思います。

眠れなかった頃のこと

たぶん、私のキャパに合っているんだと思います

ここまで書いてきて、思うことがあります。

教員という仕事が悪かったわけではありません。

同じ仕事を、楽しそうにこなしている同僚がいました。その人にとっては、たぶん合っていたんだと思います。

私の場合は、自分のキャパシティを超えていた。それだけのことです。

今の働き方は、私のキャパに合っています。だから余裕が生まれて、眠れるようになって、子どもを待てるようになった。

仕事の善し悪しではなく、自分との相性の問題でした。

これに気づけたことが、辞めていちばんよかったことかもしれません。

失ったものも、正直に書きます

いいことばかり書いても仕方がないので、失ったものも書きます。

収入は減りました

これは事実です。教員時代の収入には、まったく届いていません。

わが家の場合は、家計全体で成り立つように設計していたので生活は回っていますが、私個人の収入だけを見れば、はっきり減りました。

辞めたあとの家計の実際

「教員」という肩書きを失いました

これは、辞めてから気づいたことです。

教員という肩書きは、それだけで信頼につながっていました。

名乗るだけで「ちゃんとした人」と思ってもらえる。証明する必要がない。そういう強さが、あの肩書きにはありました。

今はそれがありません。自分が何者かを、その都度、行動で示す必要があります。

行動でカバーできてはいると思います。でも、ゼロから積み上げる手間は確実に増えました。

ゼロから積み上げた話

「逃げた人」と思われているかもしれません

これも、正直に書いておきます。

私のことを「辞めた人」「逃げた人」と思っている人も、中にはいると思います。

面と向かって言われたことはありません。でも、そう見る人がいてもおかしくないとは思っています。

これについては、どうしようもありません。自分がどう見られるかは、自分では決められないからです。

ただ、そう思われる可能性があることは、辞める前に知っておいたほうがいいとは思います。

まとめ|変わったのは、余裕でした

教員を辞めて、何が変わったか。

一言でいえば、余裕だと思います。

眠れるようになったのも、子どもを待てるようになったのも、朝ゆっくり起きられるようになったのも、全部そこから来ています。

そして失ったのは、収入と、肩書きが持っていた信頼でした。

どちらが大きいかは、人によって答えが違うはずです。私にとっては、余裕のほうが大きかった。でも、収入と肩書きを選ぶ人がいても、私はまったく不思議だと思いません。

もし今、辞めるか迷っているなら。

自分が失うものと、得るものを、両方リストにしてみてください。

私の答えをそのまま使わずに、あなたの答えを出してほしいと思います。

辞める前に確認したいこと

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