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「教員を辞めたいけど、転職エージェントには登録したほうがいいのかな…」と、迷っていませんか?
- 転職エージェントに登録すべきかの迷い
- 会社員として働く自分が想像できない不安
- 家庭や住む場所の事情で動けない現実
- 辞めたあとの働き方が見えないもやもや

転職するなら、まずはエージェントに登録しないとダメですよね…?

実は私、エージェントを使わずに教員を辞めたんです。
結論から言うと、転職エージェントが必要かどうかは「勤め先を探すかどうか」で決まります。
私は地方に住む子育て中の元教員で、欲しかったのは新しい勤め先ではなく「自分で時間を決められる働き方」でした。だから、エージェントは使わずに辞めたんです。
この記事では、私が使わなかった理由と、反対に「使ったほうがいい教員の条件」を正直にお伝えします。登録するか迷っている方は、判断の材料にしてください。
エージェントを使わなかった理由

私が転職エージェントを使わなかった理由は、大きく分けて3つあります。
地方に住んでいること、家と子どもの事情で引っ越せないこと、そしてエージェントの側も地方をあまり想定していない場合があることです。同じように地方で子育てをしながら迷っている方には、思い当たる部分があるかもしれません。
どれも「やる気がなかった」という話ではなく、置かれた条件の問題でした。ひとつずつ、具体的にお話ししますね。
地方に少ない教員より好条件の求人
いちばん大きかったのは、住んでいる地域の求人事情です。
地方で、教員より給料の高い勤め先が見つかるとは思えませんでした。求人を眺めても、「ここに移れば収入が上がる」と思える場所がほとんど浮かばなかったんです。

謙遜でも卑下でもなく、周りを見て出した結論でした。
私の住む地域では、教員の給与は安定しているほうだと感じていました。そこから転職で条件を上げるのは、簡単なことではありません。
家と子どもの教育で動けない事情
もうひとつ、はっきりしていたことがあります。私はすでに家を建てていて、子どもたちの教育のこともありました。
- すでに建てていた家
- 子どもたちが通う園や学校
- 家族みんなの生活のリズム
仕事のために引っ越すという選択肢は、最初からありませんでした。子どもの通う場所を変えてまで、私の仕事を優先するつもりはなかったからです。
転職の記事には「地域を絞らずに探しましょう」と書かれていることがあります。正しいアドバイスだと思う一方で、どうしても動けない人もいるのが現実です。
都市部中心のエージェントの対応エリア
これは、この記事を書くために調べていて気づいたことです。
転職エージェントのなかには、対応エリアを首都圏や関西圏、各地方の中心都市などに絞っているところがあります。地方に住んでいる人が登録しても、紹介できる求人が少ない場合があるんです。

登録すれば、誰でも求人を紹介してもらえるわけじゃないんですね。

求人が多い場所にサービスが集まるのは、自然なことなんですけどね。
「エージェントに登録すれば道が開ける」という前提は、住んでいる場所によっては成り立たないこともあります。登録する前に、知っておいて損はない話です。
欲しかったのは時間の主導権

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
私が転職エージェントを使わなかった本当の理由は、条件よりも「求めていたもの」にありました。欲しかったのは新しい勤め先ではなく、自分で働く時間を決められること。つまり、時間の主導権だったんです。
辞める前に思い描いていた働き方を、具体的に振り返ってみます。エージェントを使うかどうかより先に、自分がどう働きたいのかを考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。
働ける時間は早朝と日中と夜の3つ
辞めたあと、私が働きたいと思っていた時間は、はっきり決まっていました。
- 家族が起きる前の早朝
- 子どもたちが園や学校にいる日中
- 寝かしつけが終わったあとの夜
どれも、家族の生活のすき間です。子どもの体調や行事しだいで、いつ崩れるかも分かりません。
勤め先では叶わない家庭優先の条件
正直に言うと、これはかなり身勝手な条件だと自分でも思っていました。朝早くと、昼間の数時間と、夜遅く。こんな働き方を受け入れてくれる勤め先が、地方にあるとは思えなかったんです。
それに、勤めに出ればどうしても自由度は下がります。勤務時間が決まっているということは、子どもたちの予定に合わせにくいということでもあります。

その条件だと、たしかに普通の勤め先は難しそうですね。
私が何より優先したかったのは、子どもたちの予定に合わせて働けることでした。
業務委託という働き方の選択
考えていくうちに、探しているものがはっきりしてきました。時間で勤務する仕事ではなく、業務委託で引き受けられる仕事です。
転職エージェントは、勤め先を紹介してくれるサービスです。とても心強い存在ですが、私が探していたものとは土俵が違いました。

使わなかったのは、エージェントが悪いからではありません。私の探していた働き方が、エージェントの守備範囲の外にあっただけです。
公立教員に失業保険がない理由

私は転職エージェントだけでなく、ハローワークにも行きませんでした。面倒だったからではなく、制度のうえで行く理由がなかったからです。
実は、公立学校の教員には、会社員のような失業保険(失業給付)がありません。辞めてから知って慌てることのないように、ここで仕組みを整理しておきますね。とくに勤続年数が短い方は、受け取れるお金が変わることもあるので、ぜひ目を通しておいてください。
公務員が雇用保険の対象外になる仕組み
公立学校の教員は地方公務員で、一般的に雇用保険の適用から外れています。会社員が退職後に受け取る失業給付は、この雇用保険の制度です。
そのため、公立の教員は、辞めても失業給付を受け取れません。給与明細に雇用保険料の欄がなかったのは、このためです。そのかわりに、退職するときには退職手当が支給されます。

えっ、教員には失業保険がないんですか…!

公立の場合はそうなんです。私立の学校の先生は事情が違うので、最後のよくある質問も見てくださいね。
失業者の退職手当という制度
ただし、まったく何もないわけではありません。「失業者の退職手当」という制度があります。
退職手当の額が、雇用保険の失業給付に相当する額に届かないときに、その差額を支給する制度です。勤続年数が短くて退職手当が少ない人を支える、という趣旨だといえます。
- 勤続12か月以上での退職
- 退職の翌日から1年以内の失業状態
- 失業給付の相当額に届かない退職手当
- ハローワークでの求職の申込み
対象はおおむね勤続3年未満の人
勤続年数が長いほど、退職手当の額は大きくなります。そのため、この制度の対象になるのは、勤続期間がおおむね3年未満の人です。
私は7年勤めていたので、対象ではありませんでした。ハローワークに行く用事がなかったのは、そういうわけなんです。
※制度の内容や手続きは、自治体や任命権者によって異なります。ご自身が対象になるかどうかは、必ず勤務先の担当課に確認してください。
出典:埼玉県教育委員会「教職員の失業者の退職手当」
住宅ローンがあっても辞めた理由

「家を建てていた」と書くと、「ローンがあるのに、よく辞められたね」と思われるかもしれません。実際、住宅ローンはありました。
それでも、ローンが払えなくなるから辞められない、とは考えませんでした。金額や計算の細かい手順は別の記事にまとめているので、ここでは「どう考えたから辞められたのか」という考え方の部分をお伝えします。同じように住宅ローンを抱えて迷っている方の、参考になればと思います。
辞める前に済ませた家計の見直し
理由は単純で、辞める前に家計の見直しを済ませていたからです。
毎月なにに、いくら使っているのか。削れる支出はどこなのか。感覚ではなく、数字で書き出していきました。
収入が下がっても暮らせるラインの把握
見直しの中でいちばん大事だったのは、「いくらあれば暮らせるか」を先に出したことです。
- 毎月いくらあれば暮らせるか
- どこまで収入が下がっても耐えられるか
この数字があったから、辞めるかどうかを決めるときに、ローンが「動けない理由」にはなりませんでした。
具体的な計算のしかたは、教員を辞めた後の生活費はいくら必要?我が家がやった計算の手順にまとめています。
計算で小さくなるお金の不安
お金の不安は、計算すると小さくなります。
正確に言うと、不安が消えるわけではありません。不安の輪郭がはっきりするという感覚です。

「なんとなく怖い」が「あといくら足りない」に変わると、打つ手が見えてきますよ。
辞めたあと収入がどう変わったかは、教員を辞めたら収入はどうなる?我が家のリアルな家計で書いています。
転職ではなく業務委託という道

では、転職エージェントを使わずに、実際に何をしたのか。私が選んだのは、業務委託の仕事を探せるクラウドソーシングでした。
順調だったとは、とても言えません。最初の月の収入はたったの500円で、面接にも落ち続け、何度も「これで合っているのかな」と迷いました。それでも、進んだ方向は間違っていなかったと今は思っています。ここでは、そのころの様子を正直にお話しします。
転職サイトではなくクラウドワークス
私が登録したのは、転職サイトではなくクラウドワークスです。
業務委託の仕事がたくさん並んでいて、家で引き受けられる仕事を自分で選べる。私が探していたのは、まさにこの形でした。
最初の月の収入は500円という現実
そこから応募を重ねて、少しずつ仕事が増えていきました。ただ、最初からうまくいったわけではありません。
- 最初の月の収入は500円
- クラウドワークスの面接は3回連続で不合格
そのときの話は、Webライターを始めて最初の月の収入は500円でしたと、クラウドワークスの面接に3回落ちた話にくわしく書いています。
今戻っても使わないという結論
今振り返っても、転職エージェントは使わなかったと思います。「使っておけばよかった」という後悔もありません。
私が求めていたものと、エージェントが提供してくれるものが違っていただけです。サービスが悪いのではなく、私には合わなかったということなんです。

欲しかった「時間の主導権」は、この道の先にありました。
転職エージェントが向く教員

ここまで「使わなかった」話をしてきましたが、エージェントを使ったほうがいい人は、確実にいると思っています。
というより、もし私の条件が違っていたら、私も使っていました。独身で、教員以外の仕事をしたいと思っていたなら、迷わず登録していたはずです。
守るものが自分だけなら、住む場所も働く時間も自由に選べます。勤め先を探すなら、プロに手伝ってもらうほうが早いのは間違いありません。

勤めで働くことに抵抗がない人
まず、勤め先で働くことに抵抗がない人です。
勤務時間が決まっていても問題ない。むしろ、毎月決まった給料があるほうが安心できる。そんな人には、エージェントが大きな力になってくれます。
住む場所や通勤範囲を変えられる人
次に、住む場所を変えられる人や、通える範囲に求人がある人です。
引っ越しができたり、都市部に通えたりするなら、紹介してもらえる求人の幅がぐっと広がります。先ほどお話しした対応エリアの問題も、気にしなくてよくなるはずです。
教員以外の仕事に就きたい人
教員以外の仕事に就きたい、という気持ちがはっきりしている人にも向いています。
学校の外の仕事は、求人の探し方も書類の書き方も、教員の世界とは大きく違います。そこを一から教えてもらえるのは、心強いですよね。
教員からどんな仕事に移れるのかは、教員からの転職先、どんな仕事がある?おすすめ職種10選で紹介しています。
一人での転職活動が不安な人
求人の探し方が分からない人や、一人で進めるのが不安な人も、登録して話を聞いてみる価値があります。
多くの転職エージェントは、求職者は無料で利用できます。話を聞いたうえで「やっぱり違う」と判断してもいいので、情報を集める場所として使うのもひとつの方法です。
エージェントより業務委託が合う人
反対に、私のような条件の人は、エージェントより業務委託の仕事を探すほうが近道だと思います。
- 自分の時間で働きたい人
- 住む地域を動けない人
- 家庭の予定を優先したい人
自分がどちらに近いか、一度立ち止まって考えてみてください。そのうえでエージェントが合いそうだと感じたら、まずは気軽に話を聞いてみるのがおすすめです。
東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県で働きたい女性の先生なら、女性の転職を専門にサポートしている「type女性の転職エージェント」があります。求人の多くが首都圏なので、通える範囲の方には心強い相談先になるはずです。
女性の転職エージェントに無料で相談してみる転職エージェントのよくある質問

最後に、教員の方が気になりやすい、転職エージェントまわりの疑問にお答えします。ここでは、在職中の登録や地方での利用、私立の先生の失業保険など、教員ならではの事情に関わる質問を6つ選びました。
サービスの内容や制度は変わることがあります。登録や手続きの前には、それぞれの公式の情報もあわせて確認してくださいね。気になる質問から、読んでみてください。
教員でも転職エージェントは無料で使える?
一般的に、転職エージェントは求職者の側は無料で利用できます。エージェントは、採用が決まったときに企業の側から報酬を受け取る仕組みになっているからです。
在職中の教員でも登録できる?
はい、在職中に登録して活動を始める人がほとんどです。面接の日程調整などを代わりにしてもらえるので、忙しい教員にとっては助かる部分だと思います。ただし学校行事と重なりやすいので、無理のないペースで進めましょう。
教育業界以外の求人も紹介してもらえる?
総合型のエージェントなら、さまざまな業界の求人を扱っています。一方で、教育業界に特化したエージェントは教育関連の求人が中心です。教員以外の仕事を考えているなら、総合型も選択肢に入れると幅が広がります。
地方に住む教員でも利用できる?
利用はできますが、エージェントによって対応エリアが異なります。オンライン面談に対応しているところが多い一方で、紹介できる求人が都市部に偏っていることもあります。登録の前に、自分の住む地域の求人を扱っているか確認しておくと安心です。
私立学校の教員も失業保険はない?
私立学校の教員は学校法人に雇われている立場なので、基本的に雇用保険に加入しています。条件を満たせば、ハローワークで失業給付を受けられます。ご自身の加入状況は、給与明細の雇用保険料の欄や勤務先で確認してください。
転職エージェントとクラウドソーシングの違いは?
転職エージェントは、企業に雇われる「勤め先」を紹介するサービスです。クラウドソーシングは、記事作成やデザインなどの仕事を「業務委託」で引き受ける場になります。決まった時間に勤めたいならエージェント、自分の時間で働きたいならクラウドソーシングが向いています。
まとめ|使う前に決めたい土俵

転職エージェントを使うかどうかは、あとで決めればいい話です。その前に決めておきたいのは、自分がどの土俵で働きたいかということです。
- 必要かどうかの分かれ目は「勤め先を探すかどうか」
- 私が欲しかったのは勤め先ではなく時間の主導権
- 公立教員には失業保険がないという制度
- 住宅ローンの不安は家計の見直しで小さく
- 勤めで働きたい人にはエージェントが近道
勤めたいのか、自分で時間を決めたいのか。住む場所を動けるのか、動けないのか。ここがはっきりすれば、使うべきサービスは自然に決まります。
もし今、辞めるかどうかで迷っているなら、「どこに転職するか」ではなく「どんな時間の使い方をしたいか」から考えてみてください。勤め先を探すと決めたなら、まずはエージェントに登録して話を聞くところから始めてみましょう。

私はそこから考えて、今の働き方にたどり着きました。あなたの一歩を応援しています。
辞める前に整理しておきたいことは、教員を辞めたい人へ|辞める前に確認したい8つのことにまとめています。

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